移転の際に忘れてはいけない原状回復
計画をしっかり立てましょう。
通常は、床・壁・天井などを借りた時あるいは契約時に交わした内容に合わせて補修や張り替え工事などを行うのが一般的です。
原状回復工事で知っておきたいこと
そのビル・建物との契約が終了し、原状回復は賃借人の最後の役目だからこそ、しっかり最後までトラブルなく終えたいもの
契約書を確認
原状回復は誰が、どのように行うのか?一般的には家主側の指定業者が行います。
できれば契約時に確認し、写真を撮って残しておくのが理想です。
契約時にそこまで気を効かせてくれる不動産業者を選ぶのも大切です。
事業用と住宅用の違い
住宅用は経年劣化による自然損耗を認められますが、
事業用は住処ではなく営利目的であるため通常は認められませんので、
床・壁・天井などの補修は必須になって参ります。
スケジュール確認
原状回復は通常、契約期間内に終わらせてビル側に明け渡します。
原状回復にかかる工事期間は前もって確認しておくことで、
移転先の契約日や重複家賃の費用など計画が立てやすくなります。
床材の貼り替え
タイルカーペット、OAフロア、クッションフロアなど床材の張り替えを行います。
壁・天井の補修
クロス張り替えや壁塗り替え、ボードの貼り替え、凹みなどの補修を行います。
造作物の解体・補修
自前で造作した棚、壁、造りものなどは解体、撤去を行い補修します。
設備の撤去
冷暖房設備など、自前で取り付けたものは撤去しなければなりません。